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『エレメンツ―ギリシア語教本』の練習問題等

『エレメンツ』第7章の中間テスト問3は、

ἔξεστι λαλῆσαι;
語ることが可能ですか。

ἔξεστι + λαλέω (話す、語る)のアオリスト形不定法となっています。

ἔξεστι は、「~することが可能である」、「~することが許されている」、「~することが律法にかなっている」等と意味していることから、不定詞とよくペアされる動詞です。

今回と次回は、ἔξεστι + 様々な動詞のアオリスト形不定法によってできた短文を練習しましょう。それぞれの動詞の形に注目しながら、文の意味を考えてみてください。また、疑問符( ; )にも注意してください。

アオリスト形不定法の応用文

  1. ἔξεστι ἀκοῦσαι;
  2. ἔξεστι ἀναβλέψαι. *続きを読む*

『エレメンツ』第7章の中間テスト問2は、

ἀκούσον αὐτοῦ.
(あなたは)彼の言うことを聞きなさい。

となっています。

ἀκούσον は ἀκούω のアオリスト形命令法、二人称、単数です。ἀκούω の目的語が声や音など(すなわち、聞く事柄)である場合は、 *続きを読む*

『エレメンツ』第7章の中間テスト問1では、文が対格の目的語を持つ命令法の現在形、二人称、複数の動詞によって構成されています。

βαπτίζετε τοὺς ἀδελφούς.
(あなた方は)兄弟たちにバプテスマを授け続けなさい。

この動詞の形は直説法の現在形二人称複数(βαπτίζετε)と全く同じですので、上の文を

「(あなた方は)兄弟たちにバプテスマを授けています。」

と訳すことも可能です。 *続きを読むため、ここにクリックをしてください*

『エレメンツ』第6章の中間テスト問2は、主語+直説法の未来形+目的語という構文になっています。

ὁ θεὸς ἀκούσει αὐτοῦ.
神は彼に聞くでしょう。

ここでαὐτοςという代名詞が対格ではなくて、 *続きを読む(このリンクにクリックを!)*

『エレメンツ』第6章の中間テスト問1では、文が対格の目的語を持つ直説法の未完了形、三人称、単数の動詞によって構成されています。

ἐδίδασκεν τὸν ὄχλον.
彼/彼女は(冠)群衆を教えていた。

様々な形や単語を用いた応用文を練習してみましょう。訳のヒントは一番下にありますが、ヒントを見なくてもすらすら読むことができるまで、時々このページに戻って来て下さいね。

*続きを読む(このリンクにクリックを!)*